成田→カルカッタ

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19:30ころ空港に降りて、入国手続き・両替を済ませる。バス停まで歩き始めると、タクシーの客引きが「そっちは違う、バス停はこっちだ」といって自分の車に連れて行こうとしてくる。最初わけが分からないまま応対をしていたが、そのうちに無視すればよいと気付く。10分ほど歩いてバスがたくさん集まっている場所に到着するが、バス停のポールもなくどれに乗ればよいのか見当もつかない。再度タクシーの客引きに声をかけられて、面倒臭くなって乗ってしまうかと考えていると、[B30]が通り過ぎて行くのを発見する。走って追いかけると少し先のバス停で停車していた。車掌に「DumDumSt?」と確認して乗車する。

バスに乗車はできたのは良いが、揺れも激しくバックパックを背負ったまま地図を読んでいるとよろけてしまう。そのうち前に座っていた仕事帰り風のおばさんが見かねてザックを自分の足元に置くようにといってくる。そして地図の説明をしてもらったり、貴重品の入ったウエストバックさえ持ってもらったりと、完全に頼りきってしまった。そして僕らが乗ろうとしていた地下鉄はもう終電だと教えてくれた。チョーロンギ方面に行くにはバスを乗り換える必要があった。隣に座っていたおばあさんが同じ場所で乗り換えるというので、結局次に乗るべきバスのところまで連れていってもらった。

乗り継いだバスを降りる段階になって、運賃は2人で5Rsなのに自分たちが50Rs札しか持っていないことに気付く。車掌にいってもお釣はないというので、仕方なく50Rs支払って下車する。乗客はインドの庶民ばかりだったが、そんな環境の中で外国人旅行者の僕たちは、正規料金の10倍の金額をポンと払ってしまう。

エスプラネードにバスは着き、そこからYMCAまでは歩いて5分ほどだった。管理人に料金の説明を受けるが夕食が必要なかったり、暫定会員費が必要だったりと、料金体系が複雑で説明を理解できない。結局Wで520Rsだったのだが、やはり10Rs札の持ち合わせがなくて釣銭をくれというと「君たちは550Rs払う、僕は520Rsの領収書を書く、そして僕は30Rsもらうのだ」とあっけらかんと要求してくる。

もう眠たくて面倒臭いので550Rs支払い部屋に入る。昔風の建物だったが天井は高く、部屋も広い。そして電気を点けると何匹ものゴキブリ、バスルームに入ると更にたくさんのゴキブリ達。追い払うと何匹かは床の隙間から去っていった。シャワーは水シャワーだったが、十分暖かくてむしろ気持ちいいぐらいだった。そして伊藤が持ってきたサンダルを履いてシャワーを浴びる。インドのシャワーにはサンダルが必要だと聞いていたらしいが、実際バスルームを見て納得。12時前に眠る。