問題解決

 

問題解決――あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術

問題解決――あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術

 

 

問題には「発生型」と「設定型」がある。

発生型の問題は、誰の目から見ても明らかにわかる問題で、原因追及による再発防止が重要。いきなり解決策「How」に取り組むと無駄打ちが多くなるため、マトリクスを用いて問題をもれなく分解し、どこに問題があるか「Where」をしっかりと見つけることが重要。その上で、コインの裏表の浅い解決策とならないように、因果の構造図を描いて、対策を打つべき原因「Why」の見極めをする。問題を探す際、もれなく全体をとらえるためには、周囲の期待をくみ取ることが必要となる。

設定型の問題は、あるべき姿に照らしてはじめてわかる問題で、あるべき姿の設定による問題認識が重要。やりたいこと「Will」・外部環境「Must」・内部環境「Can」を分析したうえで、あるべき姿「What」を定める。あるべき姿は「誰が・何を・どうする」という目的を具体化したうえで、「いつ・どの程度」という目標を指標化して定める。あるべき姿と現状とのギャップ解決を「問題」として設定することを意識することによって、解決すべき意義のある問題を抽出できる。

対策を実行する際には、因果の構造図を参照しながら、「KGI」「結果KPI」「効果KPI」「活動KPI」をそれぞれ意識して定めて、モニタリングすることが必要。