つくばマラソン

f:id:gotouma:20071125134835j:plain
つくばマラソンを走る。
結果は5時間50分。フルマラソンを走ったのは3年振りで6回目。このタイムは、ろくに練習もせずに初参加したとき以来の悪いタイム。準備として2ヶ月で200kmを走ろうと練習をしてきたのだけれど、2週間前に左足首を痛めてしまってから、余り練習をしないままで迎え、当日も足首にテーピングをしての参戦。以前は筑波大学をスタートしてぐるっと周って、学園線から戻ってくる周回のコースだったのだけれど、つくばエクスプレスが開通してからは、交通規制の影響に配慮をしてつくば市役所豊里支所手前で折り返すコースに変更。
スタートしてから10km地点に到達する以前に、足の筋肉疲労を感じ始めて、これはマズいかなという予感が頭をよぎる。余り無理をしないようにして、キロ当たり7分20秒程度のとてもスローなペースで距離を刻んでいく。22.4kmの折り返し地点の通過タイムは2時間45分で、足切りまで残り15分という際どいペース。パンフレットを見た記憶では30kmを過ぎたあたりでもう一回足切りの関門が設けられている記憶はあったのだけれど、それが何km地点を何時間で通過するかという肝心の情報は覚えていなかったので、とにかくペースを守ることだけを意識して走り続ける。
結局31kmのエイドステーションに4時間30分以内にたどり着けばよくて、40分ほどの余裕を残しての通過。エイドではお汁粉を受け取ってカロリー補給。そしてポケットのゼリー状の補給食も摂って走り始める。
だんだんと足の痛みも気になり始めて、34km地点で豚汁の補給を受けて、再び走り始めた頃に左足首に痛みが走り、それからは守りの姿勢で距離を刻んでいく(写真の光景。豚汁をもらうための疲れ果てた人々の行列について、自分の後ろで並んでいたおじさんは「被災地の炊き出し見たいやな」と言っていた)。

少なくとも最後まで歩かなかった

走ることについて語るときに僕の語ること - はてなキーワード

村上春樹のメモワール「走ることについて語るときに僕の語ること」に感化された訳だけれど、ほとんど歩くようなペースになったとしても、とりあえず走り続けることを意識して、何とかゴールする。タイムは記録計測終了の10分前の5時間50分に滑り込み。
今回は足切りタイムとの競争ということもあって、20kmから30kmまでの間が一番辛い。その間、太陽を背にして走っていたので、文字通り目の前のアスファルトに落ちる自分の「影」と対話しながら走る。こういうと、かなり危ない人のようだけれど、実際に23km地点と、38km地点とでは、地面に落ちる影の力強さも明らかに違いがある。
次回は2月の東京マラソンなのだけれど、練習と疲労のピークを上手く調整して望みたい。