BRANDNEW-J

6月24日(金):プール、1000m、60分

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Brandnew J

首都圏のFM放送局のJ-WAVEは,5月29日10時からインターネット・ラジオ「Brandnew-J」の公開実験放送を開始した。Brandnew-Jは,毎日10時〜22時まで音楽番組を生放送でストリーミング配信する。22時〜10時までは再放送となる。「生放送をストリーミングするインターネット・ラジオは世界初」(J-WAVE)だという。
日経テレコミュニケーション

これはうれしい。学生の頃に関東圏に住んでいたとき、部屋に居るときはいつもJ-WAVEを流していた。
だけど、一日12時間も生放送をするならば、むしろFMのラジオ放送をそのままストリーミングしてしまえば話は早いし、コストメリットもでそうなのだけれど、それができないのは諸規制による。だから「放送と通信の融合」などというキャッチフレーズで「改革」の議論がされている。

インターネットラジオは放送ではなく通信とみなされている。
放送の場合は、利用者数に関係なく、決められた著作権料を支払うことになるので、事前に、制作費に著作権料を織り込むことが可能である。
それに対して通信の場合は、接続した利用者数に応じて著作権料が変動する。人気のある番組ほど後から多額の著作権料が請求される仕組みになっている。また、放送では環境が整備されたため簡潔に済む著作権者との交渉が、通信ではレコード会社・演奏者・作詞作曲者などと、複数の窓口で交渉しなければならないといった煩雑さもあいまって、個人のインターネットラジオにおいては市販の音楽ソフトを流すことは不可能に近く、演奏、果ては口ずさむことさえできない状態である。
Wikipedia:インターネットラジオ

このような問題があるのなら、法改正で放送と通信の考え方を再定義すれば済むはずなのだけど、なかなか話が進まないのは、地方局の経営を圧迫するという懸念から??「放送エリアを跨ったインターネットの中継は規制する」などという議論も国の研究報告で出されていたから、きっとそのようなことなのだろう。
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