万博

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万博に行く。
来場者予想カレンダーによると、9月の閉幕が近づくほど混雑も激しくなるとのことで、夏休みの始まる直前の今しかないというタイミング。また入場者数の推移を見ると、日曜日は土曜日に比べて2割程度人が少ない傾向が見えるので、日曜日に行く。
地下鉄東山線リニモを乗り継いで7:40に公園西駅着(企業パビリオンに行くなら、万博会場駅のほうが近い)。駅前でも既にかなりの人数が並んでいるけれど、実際にゲートの前まで進んでみると、比較的先頭に近い場所に進めた。ゲートが開いたのは8:45。荷物チェック・金属探知機などの検査は、飛行機に乗るときとほぼ同様なので、会場直後はゲート前にかなりの待ち行列ができてしまう。
開場してすぐに長久手日本館に並び、出てきてすぐにNEDOパビリオンに並ぶ。どちらも入るときは15〜30分待ちで、出てきてみると120分待ちになっていた(日立館やトヨタ館などが評判が高くて、朝並ぶ人はこれらのパビリオンに走るのが普通らしいのだけど、とてもそんな元気はなかった)。正直なところ、(そして負け惜しみではないけれど、)それほどまでに並ぶのなら、比較的行列の短い外国館をふらふらと見る方がいいんじゃないかという気もした。ちなみに、観覧予約システムもちょくちょくチェックしてたのだけど、とうとうどこも抑えることはできなかった。
自分が良かったと思うのは下記。
インド館:2階に雑貨などを売るブースが10件ぐらい連なってるのだけど、ここの店員たちの売り込みの勢いが、他のどのパビリオンよりも激しい。インド的な雰囲気が良く出ている。
ロシア館:宇宙船を始めとした技術力を見せる展示が多い。そして、そこにある解説の文体も重厚で独特。なんというか「国威発揚の場」としての万博を、未だに忠実に再現している感じが良い。
などと、ひねくれたことを書いてしまっているのだけど、そのほかにも下記は良かったと思う。
チェコ館:「水面に波紋を出すピアノ」など、ちょっと面白い体験型の展示や、シアターの上映内容も独特のセンスでよい。
ヨルダン館死海の水を持ってきたプール(2000円出せば水着を貸してくれては入れるらしい。要予約)や、瓶詰めの砂で絵を描くサンドアートの実演など。
帰りは17時頃、日立館の190分待ちの人々を横目で見ながら東ゲートから退場して、「陶磁資料館前」駅からリニモに乗る。帰りの混雑度合いにもよるけれど、1km程度余分に歩くだけで、ガラガラの車内に乗って、行列に待たされることなく座って帰ることができる。