サバを配る

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この日の夕方は、サバを配ることに費やされて終わった。
三国山に走りに行った帰り、車に自転車を積んで、一刻も早く風呂に入ろうと帰路を急いでいるとき、東京にいる友人に「サバを(友人の)実家に送ったから取りに行って」という言葉を思い出し、友人の実家に寄る。
釣りに行ったときに大漁だったらしく、とても処理しきれないということで、実家と大学時代の友人宅にクール宅急便(冷凍)で発送したのだという。わざわざサバを送ってくれて、おすそ分けしてくれるとはなんていい奴だ、と思っていた。このときまでは…
友人の実家に行くと、ヤマト運輸のトラックが止まっていて、まさに今届けられたところだった。ご両親に挨拶をして、段ボール箱いっぱいに詰まったサバを見せてもらう。そしてお母さんに、「うちは2〜3匹で十分だから後は持っていって」と言われ、袋に詰めた氷を渡してくれる。お礼を言って、車を走らせ始めた頃、友人からメール。「xxとxxとxxがサバ欲しいって」、とのことだった。
この瞬間に、自分がサバの配送係に勝手に任命されていたという事実に気づく。それから3時間、名古屋市中川区2件、千種区2件、東区1件をぐるぐるとサバを配って回った。なんというかお中元のご挨拶周りで古い高校の同級生をめぐっているような気分になる。こんなに車でチョコチョコ動き回ったのは、学生時代にサイクル・オリエンテーリングのスタッフとして、ポストを設置して回ったとき以来だった。
やっぱりこういうのはあんまりだと思った(サバはおいしくいただいたけれど…)。
むしろ、去年シーバスの竿を購入して以来、一度も魚群にめぐり合ったことのない自分を、誰か釣りに連れてってください…