イノベーションの最終解
イノベーションの最終解 (ハーバード・ビジネス・セレクション)
- 作者: クレイトン・M・クリステンセン,スコット・D・アンソニー,エリック・A・ロス,玉田俊平太,櫻井祐子
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2014/07/08
- メディア: 単行本
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破壊的な製品・サービスのイノベーションは、無消費と競争するか、消費を新しい状況にもたらすことで、新しい市場を創出できる。こうした比較的単純で性能の限られた製品のおかげで、より幅広い層の人々が、それまで専門家に頼っていたことを自分でできるようになる。
イノベーションには持続的イノベーションと破壊的イノベーションがある。
破壊的イノベーションが新興企業によって成し遂げられるのは、既存大手企業に対して「非対称な動機づけ」と「非対称なスキル」を有することが一因となる。
外部環境の変化によっても破壊的イノベーションが促進されたり抑制されることもあり、また、破壊的イノベーションが世に広まる兆しに耳を澄ますことは可能である。
本書では、これらを5つの業種の例を引きながら説明されている。2004年の原書を2014年に再訳されたものであり、 特に通信業などは事例として古いものであるが、それがゆえに競争の決着を振り返りながら主旨に思いを巡らせられる。