神宮球場

所用で東京へ行く。
新幹線の車窓から桜が咲いているのが見えたりして、4月だなという印象を受けるのだけれど、乗ったタクシーでも春を感じる。
人形町から東京駅丸の内口までタクシーに乗ろうとしたのだけれど、たまたま乗車した車の運転手の方が、4月から転職してタクシー運転手になり、今日がはじめてお客を乗せて走る日なのだという。つい先月まで大阪に居たということで東京の地理を全く知らないようで、iPhonegoogle mapをみながら、走ってもらいたい道を伝える。
新年度。

帰りに神宮球場で中日=ヤクルト戦。
藤井がホームランを打ったりしていた。谷繁はファールで走っていたときに足をくじいていた。

今日が神宮球場の開幕戦ということで、6回の後に花火が打ち上げられていた。
写真下部、ライトと2類の間に何か固まりが見えるけれど、これは花火観戦をしているドアラとツバメ達の影。
今から31年前の1978年4月、29歳だった村上春樹さんはこの神宮球場の外野席で、ヤクルト=広島戦を観戦しながら「自分には小説が書けるのだ」と思い立ったのだということを考えると、感慨深い(非常に稀な感慨の受け方かもしれないけれど…)。
同じ29歳になり、神宮球場のバックネット裏に座っていた自分には、何か天啓を授かることができるのだろうか。