豪雨でタクシーが止まる

関東や東海で大雨 日光市付近で120ミリ以上
南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、日本列島は28日、北陸や東海、関東地方を中心に大雨に見舞われた。大気が不安定な状態は29日夜にかけて続き、北日本にも激しい雨の範囲が広がるとして気象庁が土砂災害や河川の増水などに警戒を呼びかけた。
気象レーダーの解析で1時間の降水量が栃木県日光市付近で120ミリ以上、茨城県つくば市付近で約100ミリ、石川県加賀市付近で約80ミリに達したとみられ、気象庁が「記録的短時間大雨情報」を発表した。
また、一時間の降水量が午後9時までに埼玉県久喜市で76.0ミリ、岐阜県高山市で73.0ミリ、福井県大野市で62.0ミリに達し、いずれもこの地点の観測史上最多を記録した。

経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版

23時、外に出ると恐ろしく強く降る雨。
タクシーを捕まえようと横断歩道を渡るだけで、靴の中へ浸水。
革靴を脱いでズボンをたくし上げて、傘を差してタクシーの通る道へ出る。
タクシーの運転手に「すごい雨ですね」というと、「さっきxx通りを走ったら冠水してひどいものでしたよ」という。
自宅まで300mの下り坂を下りきったところ、道路がひどく冠水していて、水中に車体が突っ込んだかと思うと、5秒後にエンジン音が止まる。セルモータを回そうとするも、何回試してもかからない。
ふと周りを見渡すと、水深30cmぐらいに達していて、横を車が通過するたびに波でタクシーがむなしく揺れる。
恐る恐る「車、押しましょうか?」と乗務員に尋ねてみたけれど、「本部に連絡がつかないんですよ」というばかり。10分ほどして諦めてタクシーを降りる。すでに車内にも浸水が始まっていたけれど、ドアを開けたら大惨事が起こりそうな予感がしたので、助手席の窓を開けてもらい、そこから車外に脱出。ワンメーターの地点で浸水して立往生したタクシーの乗務員に、謝意を伝えるための相場がわからなかったので、2,000円払って下車。
僕は片手に傘、片手に靴を持って、冠水したxx通り沿いの歩道を水を掻き分けながら家に向かった。