夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ

いわゆる自己啓発本だけれど、関西弁をしゃべるヒンドゥーの神様のガネーシャが掛け合い漫才のように偉人の言葉を引用していく。
アベブロ 〜安部礼司の公式ブログ〜
東京FMのラジオドラマで流れているのを昔聞いて、昨日イオンの本屋に立ち寄ったときにレジ前に平積みされているのを見て、思い出して購入。

幸ちゃんがな、松下の幸ちゃんがこんな言葉を残しとる。「すべての責任は自分にある」。他人が起こす出来事、身の回りの環境で起きる出来事は全部自然の法則どおりに発生しとる。だとしたら自分が望む結果を出すには、自分を変えるしかあらへん。だから「すべての責任は自分にある」なんや。自分も聞いたことあるやろ、「変えられるのは自分だけだ」て言葉。これも全部同じことを言っとんのやで。でも本質に理解しとるやつなんてほとんどおらへん。
これ大事なことやからもう一度言うとくで。世界は秩序正しい法則によって動いとる。成功も失敗もその法則に従うて生まれとる。だから、その法則に合わせて自分を変えていかなあかん。その法則と自分のズレを矯正することが、成功するための方法であり、成長と呼べるんや。

と、このような調子が続く。自己啓発本を本棚に並べて心酔していますという姿は、あまり他人に見せたくない物事のひとつではあるけれど、単純に読み物として面白いのがよい。
ガネーシャ - Wikipedia
ガネーシャ神、象の頭を持った人間の姿をしたヒンドゥー教の神様で、実は自分も小さなガネーシャ神のキーホルダーを持っている。
学生のときにインドに旅行して、日本に帰国する前日ぐらいに、デリーの古物屋で友人への(嫌がらせのような)土産に、この象の神様の置物を買った。そのときに、値引き交渉をしようとしたのだけれど、店主のおじいさんは、インド人には珍しく値引き交渉をしない主義だったようで、憮然として素っ気ない表情で断った。大して高い値段でもなかったので、おじいさんの言い値で買うと伝えると、「お前は聞き分けが良い奴だ」といって、おまけにくれたのが、このガネーシャ神のキーホルダーだった〜〜という、長い経緯を、この本を読んでいるうちに思い出したりもした。
確か、引っ越しのときにも捨てずに持ってきていたはずなので、押し入れの奥底を探せばでてくるよな、とも思うけれど、結局探すのはやめた。