日経平均連動型

これから毎月1万円程度をリスクマネーに投入してみようと思い立つ。
金額が金額なので、株はおそらく買えなくて、投資信託を中心に。
2年ほど前、丁度ライブドアショックの頃にも、株をやってみようと思い立ったものの、ブームの終わりかけていた耐震偽装銘柄に突っ込んだりして、ジリジリと値下げして撤退という切ない前歴がある。「一つの籠に卵を入れるな」と、分散投資をしてみようと思っても、やはり元手に限りがあると無理がある。そして、ある一時点で頑張って作戦を練ったところで、どうあがいてもシステマティック・リスクからは逃れられない(無理にリスク中立であろうとすると、唐突に破綻するヘッジファンドのように、系の不安定性が増大するはずだ)。ということで、最良の分散投資は毎月ちょっとずつではないか、という愚考。
証券会社は、松本大社長のマネックス証券を利用。
ページが見つかりませんでした/マネックス証券
手始めに、日経平均連動型の売買手数料無料のモノを、わかりやすいように日経平均株価にあわせて14,000円分注文(今日の終値は13,783円)。年率0.84%の信託報酬と、ファンド自体が証券を売買するための取引コスト、税金などが引かれることになるので、普通に考えれば、それら手数料分だけパフォーマンスは日経平均を下回る。

プロ集団の運用成績は平均すると、猿がダーツを日経新聞の株式欄に投げて銘柄を選択して投資するよりも悪いのです。
実はプロ集団は猿よりもお馬鹿と言うわけではなく、投資に関しては猿と同じぐらいの知能なのですが、それでもなぜ平均すると猿よりも成績が悪いかというと、猿はせいぜいバナナを与えれば働きますが、投資のプロはかなり高い給料を払わないと働かないからです。
投資のプロに支払われる給料は、ダイレクトに投資信託のコストとして跳ね返ってきます。
平均するとこのコストの分だけ、猿よりも運用成績が劣るのです。

プロの運用成績は平均すると猿以下 : 金融日記

ここでいわれているように、アクティブ型の投資信託は散々。そして、インデックス型の投資信託にしても、やはり手数料分パフォーマンスが落ちるというのは避けられない。

2人の経済学の教授が道を歩いていました。
1人が道に100ドル札が落ちているのを見つけて言いました。
「100ドル札がこんなところに落ちてるぞ!」
すぐに同僚が答えました。
「それは本物じゃないよ。もし、本物の100ドル札が落ちてたら誰かが先に拾っているに違いないじゃないか。」

効率的市場仮説のジョーク : 金融日記

かといって、まるっきり見込みがないかというとそんなことはない。「全ての市場参加者は賢くて、あらゆる公開情報は瞬時に価格に織り込まれる」という「仮説」を鵜呑みにしていると、↑のジョークのようになってしまう。