おかげ横丁の赤福

f:id:gotouma:20071027143835j:plain
伊勢、おかげ横丁赤福も臨時休業。土産物屋にも置いていない。
休業中のシャッターの下りた店舗の前で記念撮影をする人々多数。不謹慎だと思いながらも、自分もしっかりと携帯カメラを向けて撮影をしてしまった。

先週日本では赤福事件のさなかであった。赤福って、あの、餡子と餅をヘラで食べるあれです。売れ残りを餡と餅に分けて、もう一回混ぜなおして売ってたりしたらしい。3年前に内部の人から大阪市に情報提供があったのに今までうやむやだったとか、いろいろ問題になっているようだが、
「腐った赤福で病気になった」
という人のニュースは全然出てこない。(もし実は病気になった人がいるようでしたら教えてください。)
で、私が思ったのは、「ほーら、有効期限過ぎたもの食べても大丈夫じゃない」。vindicateされたような気がしたのだよ。

赤福にvindicateされたように勘違いする私 | On Off and Beyond

"世論"という名のマスコミは、赤福けしからんの一辺倒なのだけど、確かに期限偽装の赤福で腹を壊したという話は聞いたことなくて、あくまでも法令違反や消費者への裏切りという文脈でのバッシングの流れが形成されている。

先々週の日本は、「謝れ」報道のオンパレードであった。
一度なんか、ホテルでテレビをつけたら、複数のゲストが「亀田家謝罪せよ」という話をしていて、テレビをつけっぱなしで風呂に入って30分位して出てきたら、まだ「亀田家謝罪せよ」と言っていてびっくり。「謝れ」と迫るボキャブラリーがものすごく豊富なのだな。10年前と比べても「謝れプレッシャー」がパワーアップしてるような気がしたんですが、私の気の迷いでしょうか?

アメリカらしいニュース | On Off and Beyond

"Web2.0"や"群衆の叡智"といったキーワードに期待しつつも、殊に不祥事やゴシップといった分野におけるマスコミのアジェンダ・セッティング機能は、現在もとても有効に機能し続けている。