梅田望夫−サバイバル

騒乱状態になく、全体主義的な政権下にあるわけでもなく、飢饉にも大地震にも見舞われていない。カタストロフィは訪れるのか、来るべき「見えない敵」とは何か、それすら分からない。そういう「自由」な世界で何を成すか。

サバイバルとは何か。
「何からのサバイバル」を自分はいつもいちばん意識しているのだろう、と旅をしながら考えていた。やりたいと思えないこと、嫌なことをすることで、いちばん貴重な資源である「自分の時間」を失うこと、損なうこと。それからのサバイバルだ。
「好きを貫いて生きていけるほど、世の中、甘いもんじゃない」というのは、全体としては正しい。たしかに、甘いもんじゃなく難しいことなのだけれど、「好きを貫いて生涯を送る」ことを目標にすべきだと僕が信ずるのは、難しさに挑戦するだけの価値がある「素晴らしい人生」だと思うから。「難しいから諦めろ」と言うにはあまりにももったいないと思うからだ。
自分の良いところを見つけるには、自分の直感を信じ(つまり自分を信じるということ)、自分が好きだと思える「正のエネルギー」が出る対象を大切にし、その対象を少しずつでも押し広げていく努力を徹底的にするべきだ。

http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20070331/p1

社会に出て3年が経ち、offの世界ではそれができることが分かった。onの世界でもそれをやっていくことがこれからの3年。「3年離職率3割からのサバイバル」の次のステップか。