フラット化する世界

フラット化する世界(上)

フラット化する世界(上)

グローバリゼーション1.0:世界のサイズをLからMへ(国家間貿易)
−国家が腕力・馬力・風力・汽力をどれだけ持ち、創造的に用いるか?
グローバリゼーション2.0:世界のサイズがMからSへ(多国籍企業)
−企業が輸送コスト軽減・通信コスト軽減により、世界経済にどう適合するか?
グローバリゼーション3.0:世界の競技場をフラットに(個人)
−パソコン・光ファイバ・(世界中の個人が協働するための)ワークフローシステム

コールセンター・所得税申告代行・CTスキャン画像解析・(遠隔)役員秘書・投資銀行調査・オンライン家庭教師・研究開発・ソフトウェア開発など、高度な専門職に至るまで英語圏の先進国の裏ではインドへのアウトソーシングが進んでいるというテーマ。

保存・輸送のできる製造業と違って、サービス業は時間的・地理的制約を受けるはずであるのに、テクノロジーを活用して「切り離せる部分」だけをどんどん切り離していく。

マクドナルドのドライブスルーで、マイクに向かって注文をすると、そのやり取りは店舗でなくコールセンターのオペレータに処理されて、注文結果と客の顔写真が店舗の販売員に伝えられる。すぐ10m先にいる人を、わざわざ遠く離れたところで対応する必要があるのかしらとも思うけれど、そのほうが処理速度・誤り率・コストなどできちんとメリットが出るのだという。

MSNマネー株式コラム−ここまで来た!進化型ドライブスルー