松本大

私の仕事術 (講談社+α文庫)

私の仕事術 (講談社+α文庫)

プロフェッショナルに求められるものは、責任感と潔さ。そして、行動規範や評価のモノサシを自分のなかに持っていられるかどうかです。
行動規範については、「自分の限界をわきまえる」、あるいは「時間軸を意識する」「クレディビリティを重視する」「全力でエクスキューションする」など、いろいろあります。
結局、ビジネスパーソンにとって必要なことは、ビジネスにおける「出力」をいかに高めるかということです。

松本大氏は、30歳という史上最年少の若さでゴールドマン・サックスの共同経営者に就任。半年先の株式上場まで在籍していれば十数億円の上場益を得られることを知りながら、その権利を放棄して退職、マネックス証券を起業したという経歴の人。

この本で言っていることは、普遍的なビジネス書といった印象なのだけど(もちろん、ビジネス書をそんなに読んでいる訳ではないので、あくまで「印象」)、昨年末、ふとしたきっかけで松本氏と握手をする機会に恵まれた自分は、この本を読んで完全にファンになってしまった(単純である)。

自分がこれまで握手をした中で、おそらく最も頭がいい人。だけど、そもそも、これまで生きてきて「握手をした人数」って、それほど多くはない気もする。