ウェブ進化論
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/02/07
- メディア: 新書
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「世界政府っていうものが仮にあるとして、そこで開発しなければならないはずのシステムは全部グーグルで作ろう。それがグーグル開発陣に与えられているミッションなんだよね」
http://book.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u105.html
グーグル、アマゾン、mixi… 日ごろよく見かけるWeb2.0で括られる仕組みを詳解しながら、インターネットがどんな方向に向かってるかを教えてくれる本。株式会社はてなの取締役も勤めている梅田望夫という人が書いている。
冒頭の言葉は、筆者がグーグルに勤める友人から聞いた話として引用されている。グーグルの会社理念のページを見ると、次の言葉が書かれている。
Democracy on the web works.(ウェブ上では、民主主義が機能する。)
これは、検索エンジン・あるいは人手を介さない情報構造化技術の発達によって、権威者による取捨選択なしに、誰もが発信できて、かつ中身のある(玉石混合の玉)が自動的に(自己組織的に)注目される仕組みを構築する仕組みを作りたいという事をいっている。
google earth、google book search、google ニュース、アマゾンアフィリエイト、人力検索はてな、ウィキペディア…改めて書くのもないぐらいだけれど色々と凄い。だけど、グーグルのシンプルな画面の裏では日々、静かに仕組みが洗練され続けているのがやはりもっとも面白い。