続・人質
今日,イラクで人質になっていた人達が記者会見をしたらしい.直接テレビでは見てはいないのだけど,
自己責任論について郡山さんは「ジャーナリストは危険だからこそ現場に立って伝えることがある。僕らに当てはまる言葉ではない」、今井さんも「自分にとっての責任は、今回のことを日本の人たちに伝えることだ」と語った。
郡山さん、今井さんが解放後初めて会見
という発言が,またバッシングの対象になったりするのかなとも感じる.
ところで,日常の会話の中で悪口が出てくるときには,次のいずれかのパターンに当てはまる場合が多い気がする.
- あいつは,ここのこういうところが駄目だ.
- あいつが,この間こんな(おかしな)ことを言っていたよ…
前者は,なんというか聞いていてもとてもストレートだし,そんなに悪い印象は残らない.ただの愚痴みたいな感じだと思う.それに対して後者では,批判される対象者の発言のごく一部分を切り出してきて,しかもその一部分だけを聞くと多くの人が違和感を感じる内容であったりすることが多い.そして,そのような種類の悪口を聞くと,なんというか後味の悪さが残る.
それは,やっぱり話の中に批判者自身の意見の存在が感じられないのが原因なんだろうと思う.あるいは意図的に意見を言わないことによって,自分自身を安全な傍観者の立場に位置づけようとしていることが感じ取れるからなのかもしれない.僕はなるべく(2)のタイプの悪口を言う人には近寄りたくないと感じているのだけど,テレビのニュースショーの報道姿勢というのは基本的に後者のパターンにしたがっていることが多い気がする.