成田→メルボルン

20:15-8:40 成田→メルボルン(飛行機)
午後8時15分、定刻どおり離陸。シートベルト着用のサインが消えるとすぐに機内食が準備される。アルコールの力でそのまま眠りについてしまおうと一緒にビールを飲む。食後、しばらくして機内の明かりが落とされる。抗アレルギーの飲み薬を飲んで眠りにつく、その後しばらくして、気分が悪くなる。トイレに向かおうと通路を後ろに歩いていくが、そちらには何もなかった。引き返して反対に向かおうと振り返ったときに、突然に気を失った。

次に意識が戻ってきたとき、自分は通路に仰向けに寝転がっていて、上を見上げると数人の客室乗務員が自分を見下ろしていた。酒と薬を飲んで気分が悪くなっただけだと告げて、どこか横になれる場所はないかと尋ねると、やれやれという表情で機内後部の空いている座席を指差してくれる。

横になって今度こそと眠りにつく。アルコールをとった後の薬は良くないと聞くけれど、これに気圧が低い状態が加わると、人は簡単に気絶してしまうものだという(至極当たり前な)教訓を得る。