交通事故

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スキーの帰りに交通事故を起こした.
雪の峠道の下り,今回からスタッドレスタイヤを導入していたのだけど,帰りを急ぐ中でスピードが上がり気味になっていた.しばらく直線が続いた後のコーナーに入る際,減速が不十分でFF車の前輪がロック.制御できないまま対向車線のガードレールに積もった雪壁に衝突.幸い雪がクッションになってショックはほとんど無く,とりあえずハザードを点灯.数秒後に一緒にスキーに行っていた部のOBが運転する車が止まりきれず追突.
非常停止表示板と発炎筒を準備する中で損傷の確認.リアバンパーが外れて路面に接触していたため,その部分を割ってしまうことを試みるが失敗.OBの車の損傷はナンバープレートが変形しただけのようだった.とりあえずその先にある食堂に入って夕食をとる.
自分の車はバンパーが破損しボディは変形していたものの応急処置を施せば走行には支障が無いこと,OBの車の損傷はナンバープレートの変形だけのように見えたこと,自分が車両保険に加入しておらず,雪のブラインドコーナーで停車していた過失から自費負担も少なからず生じるのではと考えたこと,等級の低下による負担増もあること,そして内定先から「交通事故には気をつけるように」と度々警告されていたのを思い出したことから,警察と保険会社には事故の報告をしないで各自の車を自費で修理することを提案する.
事故の2日後,OBの方が会いに来て下さるのにあわせて,ディーラーに修理見積もりを依頼.クォーターパネルの交換が避けられないらしく30万円との見積もり…またOBの車もボンネット内部に損傷がありディーラーでの修理見積もりは15万円とのこと.保険会社に相談すると警察への事故の報告が無くても保険手続きは可能であるとのことだったので,双方の保険会社に処理を依頼.また内定先にも事故の報告を入れると「物損事故だったら特に問題にはならないから心配しなくて良い.むしろ知人との事故であってもきちんと警察に報告することは社会人としての責任」とのこと.
その後双方の保険会社の話では0:10〜4:6の間(おそらくは2:8程度)の過失割合になりそうな気配.また近所の整備工場に持っていくと,板金で修理するのは困難で中古パーツを使っても20万円程度の修理費用になるとのこと.しかし平成7年式のこの車の時価は15万円程度で全損扱いになるのではないかといわれる.とりあえず修理を依頼して相手方の保険会社に連絡すると,「25万円を上限に修理費用は持ちます」とのこと.
反省点は

  1. スピードの出し過ぎだった.一度滑り始めてしまったらどうしようもない.
  2. 警察に届けずに処理しようとしてしまったのは良くなかった.目先のことだけを考えて,後になって人や車の損害が判明する可能性に配慮が足りなかったし,そもそも片方の車がへこんでいたらもう一方も損傷していると考えるべきだった.なにより内々に処理してしまおうという発想自体が間違っている.
  3. ハザードだけでなくクラクションも鳴らして後続車に注意を促しておけば,ひょっとしたら追突は避けられたかもしれない.
  4. (今回は避けられなかったとは思うけど)ポンピングブレーキなどでもっと冷静に回避を試みるべきだった.

逆に良いニュースは,最初にスリップしたときに対向車がいなかったことと,衝突した先がやわらかな雪壁だったこと.運が悪かったら同じような状況でも最悪の結果にだってなり得たかもしれない.