バラナシ

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朝、ガンジス川を船で渡りながら日の出を見るガンガーツアーに参加する。手漕ぎボートから川岸を見ると沐浴をする人々や、洗濯にいそしむ人など、多くのインド人の生活。かたや対岸を見渡すと、家一軒建っていない砂地が広がっている。宗教上の理由で川の対岸には人は住んでいないのだという。

船の上で風に吹かれていると、体がボオッと熱っぽい。やはり、昨日に体調を崩してしまっていたようだった。「ツアー」の最後には、インド民芸品の工房に連れて行かれて、しきりに何か商品を買うようにとの営業攻勢に、何で買いたくもないのに買わなければならないんだと怒る。

ツアーが終わり部屋に戻って15時まで眠る。目覚めたときにも、やはり腹痛は残っていて、体がだるい。16時半に町に出る。昨日、ガイドの約束をした青年と会う。初めのうちは色々と町を案内してくれたり民芸品屋を案内してくれるのについて回るのだけれど、何件かを回った後で、ガイドの青年は細長い裏路地のほうに足を進めてゆく。賑やかな繁華街の喧騒がだんだんと遠のいていく中で、これ以上ついていっては危ないだろうということで離脱。

その後、ガイドブックに乗っていたシタールのコンサートを聞かせるという店に行く。じゅうたんの上に座ってシタールを弾く老人。妙に残響が耳に残る音色は良い。ミニ・コンサートが終わった後、向かいにある店で、友人への土産にシタールのCDを購入。リクシャーに乗ってホテルへ帰る。