ガヤ→バラナシ

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朝、列車のチケットの手配を依頼していたホテルのスタッフと共に、駅に向かう。途中で彼の友人から切符を受け取ろうとしたところ、事前に聞いていなかった200Rsのコミッションを要求され、ホテルのスタッフも寝耳に水だったようで、一緒に反論をしてくれてその話は無事に収まった。駅で昼食を取ったのだけれど、ひどく油濃くて味も悪い。そのせいかは分からないけれど、列車がバラナシに到着した頃に体調を崩す。

昨日までのハードな出来事に疲れ果てていたこともあり、バラナシではガンジス川沿いのタフなバックパッカー宿ではなくて、川から少し離れた静かな住宅地にあるホテルの部屋を取る。

夕食はレストランでインド料理。その後バナナラッシーを飲んだり、果物を買ったりしながら、日の沈んだ町を歩く。途中、インド人の男が日本語で話しかけてきて、「私、オオサワタカオ、友達です」という。多分、沢木耕太郎の「深夜特急」のTVドラマでロケをしたのを見ていたのだろうと思う。彼は自分のことを「バラナシ人生」だと名乗る。非常に胡散臭い男だったのだけれど、翌日にガイドをしてやるという誘いのって、夕方に会う約束をする。